東海道・山陽・九州新幹線で活躍するN700系の新幹線「さくら」「のぞみ」「みずほ」。
関東圏にお住まいの方には、「さくら」や「みずほ」という名前を聞きなれない人もいるのではないでしょうか?
この記事では、3つの新幹線の違いについて、「停車駅」「座席」「料金」を中心にまとめています。
- さくら・のぞみ・みずほの停車駅・所要時間の違い
- さくら・のぞみ・みずほの座席の違い
- さくら・のぞみ・みずほの料金の違い
さくら・のぞみ・みずほの停車駅・所要時間の違いは?
これらの新幹線は、まず走行区間が違います。
東京と博多を結ぶのぞみは、東京・品川・新横浜・名古屋・京都・新大阪・新神戸・岡山・広島・小倉・博多には必ず停車し、その他の駅には一部の列車が停車するか通過するかが異なります。
新大阪と鹿児島中央を結ぶみずほは、新大阪・新神戸・岡山・広島・小倉・博多・熊本・鹿児島中央には必ず停車します。
みずほと同じく新大阪と鹿児島中央を結ぶさくらは、みずほよりも停車駅が多いのが特徴。
新大阪・新神戸・岡山・福山・広島・小倉・博多・新鳥栖・久留米・熊本・川内・鹿児島中央には必ず停車し、その他の駅には一部の列車が停車するか通過するかが異なります。
表にまとめるとこんな感じです。(赤文字が3種の新幹線が重複する区間)
駅名 | のぞみ | みずほ | さくら |
---|---|---|---|
東京 | 〇 | ||
品川・新横浜・名古屋・京都 | 〇 | ||
新大阪 | 〇 | 〇 | 〇 |
新神戸 | 〇 | 〇 | 〇 |
岡山 | 〇 | 〇 | 〇 |
福山 | 〇 | ||
広島 | 〇 | 〇 | 〇 |
小倉 | 〇 | 〇 | 〇 |
博多 | 〇 | 〇 | 〇 |
新鳥栖・久留米 | 〇 | ||
熊本 | 〇 | 〇 | |
川内 | 〇 | ||
鹿児島中央 | 〇 | 〇 |
これらの新幹線の停車駅によって所要時間が変わります。
新大阪~博多間であれば、のぞみとみずほが2時間30分、さくらは停車駅が多いぶん少し遅く、2時間40分となります。
さくら・のぞみ・みずほの座席の違いは?
さくら・のぞみ・みずほの座席の違いは、主に指定席にあります。
のぞみは、自由席・指定席が3列+2列の5列シートで、グリーン席は2列+2列の4列になっています。
一方、みずほとさくらは、指定席が2列+2列の4列シートで、グリーン席と同じ配置になっています。
このため、みずほとさくらの指定席は、のぞみの指定席よりも広くて快適な座席になっています。
グリーン席は、どの新幹線も2列+2列の4列シートで同じですが、車両数や位置が異なります。(のぞみは16両編成で8~10号車、みずほとさくらは8両編成で6号車の一部がグリーン席)
さくら・のぞみ・みずほの料金の違いは?
自由席料金は、同じ区間であればどの新幹線も同額です。
さくら・のぞみ・みずほの料金の違いは、主に指定席料金にあります。
指定席料金は、新大阪~博多間では、のぞみとみずほが同額で、停車駅が多いさくらが少し安くなっています。
このため、10分程度遅くても問題ないかな、という人は、さくらの指定席を選ぶのが料金的にも、また座席のゆとり的にもお得になります。
まとめ
- 新大阪~博多間で比べると、さくらが停車駅が多く所要時間が少し長い
- みずほ・さくらは指定席も2列+2列の4列シートでゆとりあり!
- 指定席料金は、停車駅が多いさくらが少し安い
どれも魅力的な新幹線ですが、目的地や時間帯によっては違いがあるので、乗車する際はよく確認しましょう。