温泉浴衣ってどっちが上?男女で違いはある?浴衣の正しい着方ガイド

雑学

温泉旅行は、心身ともにリフレッシュできる素晴らしい体験ですが、ちょっと悩んでしまうのが、旅館などに用意されている温泉浴衣。

右の衿と左の衿、どっちが上だっけ?と毎回悩んでしまいませんか?

そこで今回は、「温泉浴衣の正しい着方」を、きれいな着こなし方と併せてご紹介します。

温泉浴衣の襟はどっちが上?着方と帯の結び方もいっしょに解説

温泉旅館に宿泊すると、部屋に浴衣が用意されていることが多いですね。

浴衣は着ると温泉旅行気分が上がりますが、着方に迷うこともあるかもしれません。

特に、浴衣の上下はどちらが正しいのでしょうか?

答えは、 女性も男性も左が上です。

左側の衿を右側の衿の上に重ねて着ます。

逆に、右側の衿を左側の衿の上に重ねて着ると、亡くなった人が着る「死装束」の合わせ方になってしまいます。

縁起が悪いとされるので、絶対に避けましょう。

では、具体的な浴衣の着方を説明します。

  1. 浴衣を羽織ります。背中の縫い目が体の中心にくるように調整し、両襟の先を揃えます。
  2. 右側の衿を先に左腰に巻き付けます。なるべく奥に入れ込み、つま先を少し持ち上げておくとすっきりした印象になります。
  3. 左側の衿を右腰に巻き付けます。左側の衿が右側の衿の上になるように注意します。
  4. 帯を締めます。帯の中心をお腹の中心に合わせ、手で押さえながら後ろでクロスします。前に戻って結びます。

帯紐の結び方はいろいろありますが、簡単なリボン結びを紹介します。

  1. 帯とお腹の中心を揃えて巻きます。左手の帯が上に来るようにお腹側でもう一度クロスします。交差した左右の手を入れ替えます。
  2. 右手側が上に来るように結びます。右手の帯に左手の帯を巻いて結びます。引っ張ったときに右手側の帯が上向きならOKです。
  3. 左手側を輪にしてリボン結びします。下側になっている左手の帯を輪っかにして、右手の帯を巻き付けてリボン結びをします。

日本の伝統文化を楽しむ!温泉浴衣の着こなしポイント&注意点

せっかく普段着ない温泉浴衣、できればかっこよく着こなしたいですよね。

温泉浴衣を着こなすポイントや、動作の注意点についてまとめました。

女性の着こなしポイント

喉のくぼみが軽く見えるくらい広げると楽です。

後ろの襟は下を少し引っ張り、こぶし1個分のスキマを作れば、襟あしがキレイに見えます。

髪は湯上がりの髪をささっとまとめたような、さりげない髪型と相性が良いです。

結った髪をアップにすればさらに清楚な雰囲気になります。

男性の着こなしポイント

結び目を左向きで回し左右に少しずらした後ろ側へ移動します。

両手の親指を帯の中に入れ、おへそ付近まで下げると見栄えが良いです。

気を付けたい所作・装い

しゃがむ時は腰からを意識して、足を出して大きくしゃがむと足元があらわになってしまうので注意しましょう。

両膝を揃えたら上半身はまっすぐに保って腰を落とすと美しいです。

手を伸ばす時は袖口を押さえると、たもとが邪魔にならないほか、袖の中の腕があらわになることも避けられます。

イスに座る時は両膝を揃えて座ります。

足元がめくれないように注意します。

もたれずに浅めに腰をかけ、背筋をピンと正せば浴衣に似合うきりっとした雰囲気になります。

階段では裾を軽く持ち上げると、裾を踏んだり、階段にすらないようにできます。

浴衣の上側になっている部分の衣を軽く持ち上げながらゆっくり上り下りするのが正解です。

トイレでは、上側の裾、下側の裾の順で持ち上げて帯にはさみます。

トイレから出るときは全身を見て、裾や帯が乱れていないか再度チェックしましょう。

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